おこづかいWAKU湧くアカデミー(小山内裕哉)レビュー
足立です。
「おこづかいWAKU湧くアカデミー」という何とも怪しげ(僕的には)な「アカデミー」を謳う情報商材がインフォトップの売上ランキングで上位に入ってきている模様です。
ただ、そのセールスレターを実際に読んでみると、そのネーミングほどの「怪しさ」は無かったので、早速、僕なりにチェックを入れてみましたので、早速ですが取り上げていきたいと思います。
おこづかいWAKU湧くアカデミー(小山内裕哉)
URL :http://osa-style.com/wklp/wk-main/
販売者 :株式会社CCR
提供者 :小山内裕哉
所在地 :東京都町田市南成瀬1-18-2 ウィンディアM2-12号室
おこづかいWAKU湧くアカデミー(小山内裕哉)レビュー
セールスレターのヘッダーを見て一目で分かる通り、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」は、言わば「在宅型」のせどりのノウハウを提唱するものになります。「初心者向けのネットビジネス」というくくりの中に入るものとしては、王道的なものの1つと言えますが、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」で提唱されているせどりノウハウは、
「メルカリ、アマゾン、ヤフオクの3サイトの価格差を狙って稼ぐ」
というノウハウで、言わば「ネット完結型の転売ノウハウ」を提唱しているものです。
ここ最近、せどりや転売のノウハウを提唱する情報商材は「店舗」での仕入れを前提とする店舗せどりのノウハウばかりでしたので、この手のネット完結のせどりノウハウを提唱する情報商材は久々な気がしますね。
ただ、この手の「ネット完結型」のせどりノウハウには、少々「注意」が必要であり、情報商材全般としても、あまり再現性の高いものが出てきた試しがほとんどありません。
どちらかと言えば特定ジャンルの商品に特化した「店舗での仕入れ」を前提とする情報商材のが、まだマシなものが多いというのが「せどり系情報商材の現実」です。
理由は簡単で、ネット完結を前提とするせどり関連の情報商材は、その仕入れのノウハウや転売のノウハウがピンポイントで具体的であるほど、そのノウハウを実践する人同士が競合してしまうからです。
それが「店舗での仕入れ」を前提とするノウハウであれば、購入者が実際に「仕入れ」を行う場所は、全国の店舗に分散されるので、少なくとも、仕入れの段階ではそこまでの競合はおきません。
ですが、この手の「ネット完結型」のせどりノウハウは、
「このサイトでこういう商品を仕入れましょう」
「こういう方法で稼げる商品を探しましょう」
という事を具体的に提唱するほど、その仕入れの段階でも転売の段階でも、同じ情報商材を購入した人同士が競合してしまうんです。
要するに、そういった「同じ情報商材を購入した人同士の競合」を回避できるようなノウハウになっているかどうか。
また、そういった点を回避した上で稼げるノウハウ(内容)になっているかどうか
この辺りが、この手のネット完結型のせどりノウハウを提唱する情報商材の課題になるのですが、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」は、後者の方の条件をクリア出来ていない印象を受けました。
同じ情報商材を購入した人同士の競合を回避した上でも、稼げるノウハウ(内容)と言えるものにはなっていない・・・という感じですね。
というより「同じ情報商材を購入した人同士の競合」を回避するところを意識し過ぎたのか、肝心なポイントが全般的に「抽象的」になっているという印象を受けました。
それこそ、メルカリ、アマゾン、ヤフオクなどのサイトの特徴や、利用登録の手順、取引の流れなどの「各サイトのヘルプページを見れば普通に分かる範囲の情報」ばかりが詳しく、
「稼げる商品を仕入れていく(見つけ出していく)為のノウハウ」
にあたる、最も重要なポイントがどうも「曖昧」した。
結局、その肝心なポイントは「自己判断」というか、実践する人の裁量や、ある意味で「運」に左右されてしまうような内容になっているという感じです。
その後の「商品の転売(販売)」のステップは、わりと詳しく解説されていると思いましたが、この手のせどり、転売系のノウハウは「仕入れ」こそが重要ですからね。
ですが、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」のノウハウ、及び、その教材内容は、その肝心な「仕入れのポイント」が具体的ではないわけです。
正しくは、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」を購入した人同士の競合を避ける為、その内容を抽象的にせざるを得なかった・・・という感じなのかもしれません。
まあ、そのような「実践者同士の競合が懸念されるノウハウ」な時点で、そのノウハウは情報商材という形で公開する事自体が適切ではないんですけどね・・・。
ただ、この手のせどり系の情報商材の中には、そういった「実践者同士の競合が懸念されるノウハウ」を、その肝心なポイントをぼんやりさせた内容で「情報」として売り出しているものが決して少なくは無い傾向にあります。
この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」「おこづかいWAKU湧くアカデミー」は、まんまとそういった系統のせどり商材の1つになってしまっているという事です。
ですので、厳密に言えば、
「同じ情報商材を購入した人同士の競合を回避できるようなノウハウ」
が提唱されているわけでもなければ、
「そういった点を回避した上で稼げるノウハウ(内容)になっている」
というわけでもない為、それ以外の各サイトの利用方法や「商品転売のステップ」などの内容は、わりと詳しいマニュアル内容になっているとは思いますが、肝心な
「稼げる商品を仕入れる為のノウハウ(方法)」
や、そのポイントに具体性が無い為、初心者がこの1本を手にしてせどりで稼ぐというのは、かなり厳しいんじゃないかと思います。
セールスレターのテイストや情報商材のスタンスは完全に「初心者向け」を前提にしていると思いますが、この内容で初心者が稼ぐのは、ちょっと無理があるんじゃないかと思いますね。
むしろ、下手な自己判断や裁量で商品を仕入れてしまうと、不良在庫を抱えてしまうリスクや、転売が上手くいかず、損失を出してしまう恐れもあります。
そういうところも含めて、せどり、転売系の情報商材は、本当に再現性のあるものを入手しないと、情報商材を購入した後にも無駄な出費を重ねてしまう可能性がありますからね。
とくにせどり、転売の経験が浅いうちに、自己判断や裁量に頼る部分が大きいノウハウで、やむくもに仕入れをするというのは非常に危険です。
それこそ、理に適った具体的なノウハウで「稼げる商品」をしっかりと絞り込んで仕入れられるようなノウハウでなければ、下手な「実践」さえ危険だという事です。
その点で、この「おこづかいWAKU湧くアカデミー」は、その肝心な「稼げる商品」の見つけ方、仕入れ方というところに具体性が無く、僕的には初心者には適さない内容だと思いました。
かと言って、それ以外の解説内容は、せどり、転売の経験者であれば普通に分かっているような事ばかりですので、上級者に適した教材というわけでもないので、僕的には
「あまりお勧めできない」
というのが率直なところです。
というより、この手の「ネット完結」を前提とするせどりや転売系の情報商材で、同じ情報商材を購入した人同士の競合を回避できるようなノウハウでありながら、
「稼げるノウハウ(内容)」
を提供している情報商材は、僕の知る限りではこの2つくらいだと思います。
・次世代型せどり・転売メゾット「せどりインサイダー」
・中古車輸出実務講座
前者の「せどりインサイダー」は、音楽CDの転売に特化した独自の「買い占め転売」を取る事で、
「実践者同士の競合を逆に追い風にできてしまう斬新なノウハウ」
を提供している教材で、ノウハウそのものは普通に「無料」で公開されています。
対して後者の「中古車輸出実務講座」は、中古車転売という本やCDなどのせどり市場と比べれば圧倒的に参入者が少ない「中古車市場」を逆手に取った「輸出転売」のノウハウを提供している教材ですね。
どちらも扱う商品の「仕入れ」と「転売」は完全にネット完結でいけるものになっていますので、ネット完結型の転売ノウハウを提唱する情報商材で、
「同じ情報商材を購入した人同士の競合を回避できるようなノウハウでありながら、稼げるノウハウ(内容)」
を提供している情報商材という点では、この2つは文句の付けようがないレベルのノウハウ、情報を提供してくれている教材だと思います。
強いて「完全在宅」で取り組めるネット完結型のせどり、転売関連のノウハウを求めているようであれば、一度、チェックしておく事をお勧めします。
Hiroshi Adachi
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