コピーライティング講座。人を行動させる文章を簡単に書く方法。その原理と原則。
足立です。
今日は「読み手を“行動”に導く文章」をわりと誰でも簡単に書けてしまう“コピーライティングの原理原則を押さえた文章の書き方”というものをお話ししていきたいと思います。
ネットビジネス初心者さん、コピーライティング初心者さんには、かなり役に立つ内容だと思いますし、すぐに即戦力として使えるライティングテクニックだと思います。
人を行動させる文章を簡単に書く方法。その原理と原則。
ネットビジネスでは文章で商品の売り込みやアピールをする事が多分にあると思います。情報起業ビジネス、アフィリエイト、物販、その他、どんなサービスを売り込んでいくにしても、基本的には「文章」で人を動かしていかなければなりません。
要するに「その商品の申し込みを頂く」「お金を支払ってもらう」という行動を文章1つで引き出していかなければならないという事です。
簡単に言えば「モノが売れる文章」を書けないと、ネットビジネスではどんなビジネスを展開していく上でも、実益を上げていく事は出来ないんですね。
で、そういう文章を追及していくのがコピーライティングのスキルを高めていくという事なのですが、実はその「人が思わず“行動”してしまう文章」というのは、幾つかの原理原則を押さえて書いていけば、意外に誰でも「そこそこの文章」は書けてしまうんです。
そのポイントは全部で5つ。
え?多いですか?
僕は少ないと思いますけど(笑)
だって、5つのポイントを押さえるだけで「売れる文章」が書けるようになるんですから、それだったらこの5つのポイントくらい、しっかりと覚えて文章を書いていった方が良いと思いませんか?
小卒の僕でもそれくらいは覚えて「人を行動させたい」と思う文章はほぼ例外なくこの5つのポイントを押さえて書いてます。
で、実際に「反応」を取る事が出来ているわけです。
その5つのポイントはその流れもある程度決まっていて、単刀直入に言うならその流れに沿って文章を書いていけばそれでいいんです。
では早速その5つのポイントとその流れ(順番)を解説していきますね。
人を動かす文章を簡単に書き上げる5つのポイント・・・ただその前に。
ただこの「人を動かす文章を簡単に書き上げる5つのポイント」とその流れを“有効なもの”にしていくには、実際にその法則に沿って文章を書く前の段階でやらなければならない事があります。それはその文章の対象(ターゲット)になっていく人達の事を最低限「知る」事です。
パッと考えてそれが何となくわかるなら、とくに問題はないのですが、もしそうではないという場合はその「リサーチ」が必要になります。
例えば僕が女性向けの化粧品を売り込む為の文章を書こうと思ったなら、「パッと考えて」のレベルではターゲットになる人達の意識や気持ち、考えはそう簡単には認識出来ません。
もっと端的な例を挙げれば、お腹がいっぱいの人を食事に誘っても「喜ばれない」ですよね?
でもその人が数分前、数時間前に「何をしていたか」をリサーチする事が出来て、そこで「食事を済ませたばかり」という事がわかれば、少なくともあなたはをの人を食事の誘おうとは思わないはずです。
つまり人に行動してもらう事や喜んでもらう為には最低限、そのターゲットになる人達の事をリサーチしてその人達の事を「知る」必要があるんです。
意外にコピーや文章を書くときにこれをおざなりいしている人は非常に多いです。
それこそコピーライティングの勉強をたくさんして、いろんなテクニックは持っているのに、この「リサーチ」をしないが為に的外れな「うまい文章」を無駄に綴っているブログやメルマガなどを僕はよく目にします。
その度「この人、ちゃんとリサーチしてないな~」とか「もっとちゃんとリサーチすればバンバン成約が取れそうな文章なのに、勿体ないな~」と思いますね。
あなたもブログやメルマガをやっていて、自分なりにそこそこの文章を書いているはずなのに思うような反応が取れていない場合はまさにこの「リサーチ」が不足している可能性があります。
まずはターゲットをリサーチする事で相手の好みや、意識している事、どんな悩みを持ち、欲している事は何か?というような事をきちんとあなたが「理解」しなければなりません。
ターゲットの事を理解している文章が下手な人と、ターゲットの事を理解していない文章がうまい人。
最終的に商売がうまくいくのは「ターゲットの事を理解している文章が下手な人」になると思います。
そして、僕が知る限り、コピーライティングのスキルが非常に高い人やコピーライターとして圧倒的な実績を出している人ほど、この「リサーチ」をきちんとやっていますし、やっぱりターゲットの事を物凄く「理解」しています。
だから「売れるコピー」が書けるんですね。
実績のあるコピーライターは文章力が卓越していると思われがちですが、実はこの「リサーチ力」やターゲットに対しての「理解力」が深い事がその文章力の根底にあると思います。
結局これは「人の気持ちを理解する」という事ですから、僕が知る限り文章で大きな成果を上げている人はやっぱりその能力が長けています。
そういう人は大抵、人とのコミュニケーション能力も高いんですね。
だって、人の気持ちや考えている事が分かる人なんですから、当然だと思います。
まあ、そういう能力を悪い方向に使ってしまう巧妙な詐欺師のような人もいますが、いずれにせよ「人を行動させる文章」を書く事に長けている人は例外なく「他人の事を理解する能力に長けている人」だという事です。
要するにターゲットの事を理解していない事には、どんな文章を書いてもダメだって事です。
というわけで、この「ターゲットのリサーチ」によって、ターゲットとなる人達の事を「理解した」という前提で、ここからようやく本題の「5つのポイントとその流れ」について解説していきたいと思います。
人を動かす文章を簡単に書き上げる5つのポイント。その全てを押さえる大原則。
では早速その5つのポイントと流れを・・・と言いたいところなのですが、実はこの5つのポイントにはその全てに共通して言える「大原則」があります。この大原則を一貫出来ていない事には、やっぱりどんな文章を書いてもなかなか人を行動させる事は出来ません。
でも心配はありません。
この大原則を押さえていく事は非常に「簡単」だからです。
むしろ普通に文章を書いていくのであれば、この大原則を押さえていく方が本来は遥かに文章というものは書きやすいはずです。
逆に「文章が苦手」と思っている人はこの大原則を意識できていないが為に、そこに苦手意識が生まれている可能性さえあります。
要するにこの「大原則」を理解出来ていれば、文章はグッと書き易くなって、あなたの文章を書く事に対する苦手意識は一気に消えてなくなるかもしれません。
あ、、、前置きが長くてすいません(笑)
でも、重要な事を伝える時はこういう前置きであなたの意識を高めていく事も、こういう文章には必要な要素だったりします。(こういうテクニックはまた別の機会に)
ではその「大原則」ですが、それは文章全体を通して伝えるべきメッセージ、主張は必ず「一貫」させ、結論として与える主張は「1つのメッセージに絞り込む」という事です。
要するにあれもこれも伝えるのでは無く、主張は一貫させて1つの事だけを伝える事に集中しろという事ですね。
仮にその途中途中で色々な事を書くとしても、結局「結論」として伝えるべき事は、ひとつのメッセージになるように書いていくようにするんです。
これを大前提として意識していくだけで、文章はグッと書きやすくなるはずですし、書いた文章の印象や説得力もかなり変わってくると思います。
今、僕がこうして綴っているこのメッセージであれば、まさに標題の通りで「人を行動させる文章を簡単に書く方法をあなたに伝える事」が主な目的です。
この記事で今の今まで伝えてきている事や今後伝えていく事も全てその「目的」に対して一貫して書いているものになっています。
最終的にひとつの事を伝えるという意識を持って書いていく事。
これが人を反応させる文章の大原則だという事です。
これを踏まえて「人を動かす文章を簡単に書き上げる5つのポイントとその流れ」を順を追って解説していきますね。
ポイント1:「誰に」「何が」出来るのか。その宣言
まずその文章が「誰に」向かって書かれているもので、「何を」伝える為に書いていくものなのか。その「結論」を、まさしく「宣言」してしまいます。
これが人を動かす文章を簡単に書き上げる為の1つ目のポイントですね。
商品を売り込むような文章であれば、その「誰に」は「どういう悩みを持っている人に」とか、「どういう願望を持っている人に」というようなものになるかと思います。
そこをハッキリと「宣言」してあげれば、そのターゲットになる人はまずそこで少なからず「反応」を示します。
だって、そういう悩みや願望を持っているんですから反応しないはずがありません。
その上でこんな「宣言」も付け加えてしまうんです。
「私はその悩みを解決できますよ」「その願望を叶えられる方法を知ってますよ」と。
もうこれだけでそのターゲットがその文章を読む理由、動機はハッキリと出来上がるはずです。
だって自分の持っている悩みを解決してくれる、願望を叶えてくれると言うんですから、そんな宣言をしてくれている文章を読まないのは損ですよね?
読むくらいタダなんですから、よほど忙しい人でなければ、まずその文章はその「宣言」によってターゲットの人にしっかりと読んでもらえる事になるはずです。
文章で人を行動させる為に、その文章が超えていかなければならないハードルは3つあって、その1つが「読ませる、話を聞かせる」というハードルです。
「この文章を読もう」「この人の話を聞こう」
冒頭でそう思わせない事には人を行動させていく事は到底出来ません。
まずはこのハードルを超える為にターゲット(誰に)と目的(何が出来るか)をハッキリと「宣言」してしまうんです。
ちなみに残り2つのハードルは「書いてある事を信じさせる」そして「行動させる」というハードルです。
要するに読んでもらい、信じてもらい、行動してもらえれば、その文章は目的を達成出来た事になります。
商品を売り込んでいるような文章なら、その「行動」は商品への申し込みと代金の支払いを意味するはずですので、その文章はまさに「モノを売れる文章」として成果を上げる事が出来たことになるわけです。
ただまずは文章を読んでもらわない事には始まりません。
だからこそ、まずは「書き始め」でターゲットを特定し、そのターゲットが「読みたい」と思うそのターゲットを惹きつける事を「宣言」するわけです。
要するにどういう人を、どういう未来に連れて行くことが出来るのか?
どういう人の悩みを解決する術を知っているのかを明確に書けばいいんです。
まさにそのターゲットとなる人が目の前にして、その人「一人」に対してその事を訴えかけるような気持ちで書いてください。
下手に文章の細かなテクニックを覚えてそれを詰め込むより、そういう意識で素直な気持ちを言葉にした方が、初心者の人ならよっぽど反応が取れる文章を書けると思いますよ。
ではそこから次の展開。
2つの目のポイントと流れについて解説していきますね。
ポイント2:「理解者」である事をアピールして「共感」を得る。
ターゲットを定め、そのターゲットを引き付ける「宣言」をしたなら、基本的にはもうそこからの文章は、その「宣言」に興味を持ったターゲットのみが読んでいるという前提に立って文章を書いていきます。そこで次に意識するべきポイントは、自分自身が読み手の「理解者」である事をアピールして「共感」を得る事です。
平たく言えば読み手からの「信用」を得る事ですね。
その為にどういう事を書いていけばいいのかと言えば、率直に「私はあなたの悩みをよく理解していますよ。」という事を、読み手に共感してもらえる言葉、主張を持ってアピールしていく事です。
実際に文章を書き始める前の段階で行ったターゲットの事を知る為のリサーチがここでも多いに役立ちますね。
ここで非常に効果的な要素としては「自分自身の過去、そのストーリー性を盛り込んだ実体験」などを綴っていくです。
ただ漠然と「私はあなたを理解しています。」という主張するよりも「何故あなたの事を理解出来ているか」の方が重要なわけですから、それを最も強くアピール出来るのが「自分自身の経験」であり「実体験の話」なわけです。
「自分もこういう経験をしているから、あなたの気持ちがわかるんです。」
こういう話により説得力を持たせられるのが、ストーリー性を盛り込んだ自分自身の話だという事です。
ここで理解と共感を得てグッとその距離を近づけてください。
これが読み手を「行動」させるまでの2つ目のハードルである「書いてある事を信じさせる」という事の足掛かりになるわけです。
ポイント3:具体的な悩みの解決方法、商品の価値や内容をアピールする
ある意味ではここでようやく「本題」に入れます。僕が見る限り、多くのブログや商品のセールスページはいきなりこの「具体的な商品のアピール」などをやっている傾向にありますが、それは大きな間違いです。
まずは「読ませる理由」を与えて「ある程度の信用」を得た後で無ければ、こういった商品のアピールはただの「売り込み」にしか聞こえないからです。
どんな商品やサービスを扱う業界でも、優秀なセールスマンや営業マンは決して自分の扱っている商品のアピールをいきなり自分からはしないものです。
他愛のない世間話やお客さんが興味を持ちそうな話を盛り上げて、まずは「自分自身」の好感度を上げ、よもやお客さんの方から「この人の扱っているのはどんな商品(サービス)なんだろう?」と、尋ねさせるくらいのテクニックを駆使します。
商品のアピールをするのは、相手がそこに「喰いついてから」で無ければ意味が無い事をわかっているわけです。
「あなたが扱っている商品の事を是非、詳しく教えてください。」
そう思っている人になら、あなたも円滑に商品のアピールを出来ると思いませんか?
つまりここまでの段階でその基盤が出来上がっていれば、あなたはそういう意識で「自分の商品に興味を持ってくれている人」を相手に存分に商品のアピールをしていけばいいという事になります。
ポイント4:その悩みを解決した際のイメージなどを与え購買意欲を掻き立てる
商品やサービスのアピールを存分に行ったなら、次に行うべきは「読み手がその商品やサービスを手にした後にもたらされる未来をイメージさせる事」です。そのイメージがより具体的なものになるほど、読み手はその商品への購買意欲を高めていきます。
「買わなければ損をする」くらいの心理状態が作り出されるわけです。
ここで重要となるポイントは「可能な限り読み手が意識的、もしくは潜在的に望んでいるような未来を具体的にイメージさせてあげる事」です。
例えば美容系やダイエット系の商品を売り込むという場合、「綺麗になる」「痩せる」という目的はもはや直接的なものかと思いますが、重要なのはその先にある「未来のイメージ」です。
綺麗になりたい人、痩せたいと考えている人がその先にどんな未来を望んでいるのか。
その未来を具体的にイメージさせてあげる文章が書けていれば、読み手はその商品が欲しくて欲しくてたまらなくなります。
ここまでの段階であなたの文章は既に読み手を行動させる為の3つのハードルのうち、「読ませる」「信じてもらう」という2つのハードルはほぼ超えられているものと思いますので、最後に残っているハードルは「行動させる」というハードルのみです。
この「行動へのハードルを超える為の動機」となるものが、まさしくここで与える「未来のイメージ」なんですね。
つまりその「未来のイメージ」を明確に与える事が出来れば、もうその商品は売れたも同然です。
後は5つ目の最後のポイントを添えて、背中をポンッと押してあげてください。
ポイント5:読み手が今、何をすべきかを明確に伝えて行動を起こさせる
ここで最後に残るハードルは「行動させる」というハードルを超えます。3つ目のポイントで「商品やサービスの強み」をアピールし、4つ目のポイントでしっかりと「未来のイメージ」を与える事が出来ているなら、もう読み手はその商品を「買いたい」と思っています。
当の本人も「行動を起こす事」を潜在的に望んでいるわけです。
ただ人は「行動を起こす」という事に対しては「その行動を起こそう」という意識が働かない限り、心の中でどんなにそれを望んでも、なかなかそれを行動に移せないもの。
意識と行動が伴わない事は、誰でもある事と思いますのでこのイメージは何となくお分かり頂けるのではないかと思います。
そんな読み手を「行動させる」為の一文。
これはもう単刀直入に「買ってください。」「申し込みボタンをクリックしてください。」「代金を支払ってください。」と、読み手が「何をするべきか」を明確に示してあげてください。
それが最も効果的です。
これまでの4つのポイントをしっかりと押さえる事が出来ていれば、もうその一言で読み手は普通に行動を起こしてくれるはずです。
仮に4つのポイントであなたが「弱い」と思う部分があれば、ここでもう一度その部分を補足してあげてもいいと思います。
いずれにせよ「読み手がどうするべきか」を明確にして背中を押してあげる事が、最も効果的に読み手を行動に移させる最善の一文であるという事です。
人を行動させる文章を簡単に書く方法。総括
以上が「人を行動させる文章を簡単に書く方法」における“5つのポイント”と“その流れ”でした。ただ全てを通してこの方法が有効に活かせるかどうかは、やはり「読み手(ターゲット)」をどれだけ理解する事が出来ているのか?で決まるという事がお分かり頂けるかと思います。
ターゲットについて詳しくなるには、相手を理解する事が重要です。
そしてその為に、僕は「相手に関心を持つ事」が大切だと思っています。
相手に興味を持つんです。
その為には普段の日常で常に出会う人に興味を持ち接していく事が大切なのではないでしょうか。
僕は実店舗を経営していて、長年お客さんと接する事で自然にこれを身につけました。
すると、二度三度とお客さんが店に来てくれるようになります。
人はコミュニケーションする事で人間関係が円滑になる生き物なんです。
そしてその「コミュニケーション」は言葉を使って行われます。
だからこそ「言葉」が非常に大切なのです。
どんな言葉で話しかけるのか?
それは相手を良く知り理解していないと適切な言葉をかけることはできません。
文章でもそれは同じです。
言葉を使ってコミュニケーションしているのが文章なのですから。
今回お伝えした原則、ポイントを活用して是非あなたのビジネスをより良い方向に発展させて頂ければと思います。
Hiroshi Adachi
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