上手な文章、上手い文章の書き方。

足立です。


文章を書く時に、難しい事を難しいまま書く人が結構います。


ただ「上手な文章」と「上手とは言えない文章」の線引きを明確に引くのであれば、読み手に言わんとしている事が伝わらない文章は、決して「上手い文章」とは言えません。


誰がその文章を読んでも、しっかりとその内容を理解出来る文章、伝えたい事が伝わる文章こそが、上手い文章と言えるのではないでしょうか。


つまり、読み手がその文章を読んで「難しい」「何を言わんとしているのか、よくわからない」という時点で、その文章は決して「上手い文章」とは言えないわけです。


例えそれが「難しい話」であっても、それを分かりやすく噛み砕いた文章こそが、本当の意味で「上手い文章」であり、そういう文章を書ける人こそが「上手い文章を書ける人」だと、僕はそう思います。


そしてそんな難しい話を分かりやすい文章にするには、僕が考える限り「3つのポイント」に気を付ける必要があり、その3つのポイントに気を付けていくだけでも、その文章はかなりのレベルで「分かりやすい文章」になります。


それが以下の3つです。


『難しい言葉を使わない事』
『難しい言葉の説明をしながら書く事』
『同じ事を別の角度や例えで書く事』



この3つのポイントを押さえていくだけでも「上手い文章を書いているように見える」という事です。


という事で、今日はその「上手い文章を書く為の3つのポイント」をそれぞれ、もう少し噛み砕いて説明していこうと思います。

ポイント1:難しい言葉を使わない

最初に気を付けるべき点というのは「難しい言葉」や誰もが理解出来ないような「専門的な言葉」は、極力、文章内では「使わない」という事です。


例えば、僕は自分のお店で革製品を扱っているのですが、その革製品を紹介する文章を書く場合に、あまりに専門的過ぎる言葉を使ってしまうと、多くの人にとっては全く何を言っているのかが分からない文章になってしまいます。



これは革の銀面にカーヴィングを施して8番手のステッチで叩いた製品です。


意味不明ですよね?


読み手側に僕と同じかそれ以上の知識があれば、この文章でも何の問題もありませんが、読み手側にそのレベルの知識が無ければ、当然、この文章の意味などサッパリわからないと思います。


そして、僕はこの商品を決して、僕と同じかそれ以上の革の知識を持っている革マニアの人にだけ強いて売りたいわけでは無い為、この文章では駄目なわけです。(勿論、そういう人に商品を買ってもらう事自体は非常に嬉しい事ですが)


ですので、この文章を僕が商品を売りたい全ての人に伝わる文章にする為には「革の銀面」「カーヴィングを施す」「8番手のステッチ」「叩く」などの革マニアにしか分からない専門用語は一切使わず、これらを「誰もが分かる言葉」に修正する必要があります。



これは革の表面に彫刻のような模様を入れてから、やや太めの糸で縫った商品です。


これなら、革の知識の無いあなたでも分かりますよね?


つまり、強いて専門的な人だけをターゲットにしたいというのではない限り、誰もが理解出来ないような専門的な用語は使うべきではなく、ターゲットのほぼ誰もが理解出来る言葉だけを用いて文章を書くべきという事です。


これは、気を付けていけば誰でも出来る事なのですが、自分が少し専門的な知識を身に付けてしまうと、気付かぬうちにそういう言葉を自然に使ってしまうようになってしまうので、そこは注意を払うようにしてください。


言い方を変えれば、常に初心に帰って、その頃の自分が理解出来るような言葉だけで文章を書いていけばいいという事です。


是非、意識していくようにしてみてください。


続いて2つ目のポイントです。


ポイント2:難しい言葉の説明をしながら書く

先立つ「難しい言葉(専門的な言葉)を使わない」というポイントを押さえていく中で、時には、どうしてもそういう言葉を使わなくてはならない時などがあります。


例えば、読み手の大半が専門知識がある人なんだけど、専門知識の無い人に対しても読んでもらいたい場合や、ある程度は専門知識の話もしていきたい場合などです。


そういう場合に専門的な言葉を使った場合は、その専門用語の説明をしっかり補足していくようにしてください。


例えば、先ほどの例文の「革の銀面にカーヴィングを施して8番手のステッチで叩く。」という文の場合なら、



これは革の銀面にカーヴィングを施して8番手のステッチで叩いた製品です。


銀面とは革の表側の事で、カーヴィングというのは革の表面に専用の道具を使って彫って模様を施す彫刻の事を言います。


そして、8番手のステッチというのは「0」から数えて8番目の太さの糸という事で、ミシンで縫う事を僕達革職人は「叩く」と言います。


つまりこの商品は、革の表面に彫刻のような模様を入れたもので、それを8番目の太さの糸で縫った商品という事です。


という感じで、1つ1つの専門用語を補足しながら説明していくわけです。


これも1つ目のポイントと同様に、常に自分自身の初心に帰り、その頃の自分が理解出来ないような言葉を用いた際は、その都度、きちんと補足説明を入れていくというのが1つのポイントになります。


では、最後に3つ目のポイントです。


ポイント3:同じ事を別の角度や例えで書く

どんなに難しい言葉を用いず、また、そこに補足説明を入れていっても、根本として「難しい話」をしていく場合などは、どうしても文章そのものが難しくなってしまう傾向にあります。


それでも読み手にしっかりとその内容を理解してもらう為には、その話を2度、3度と角度を変えて説明していけば、読み手側もその度に理解が深まり易くなります。


つまり、角度を変えて説明していく事で「この人の文章は分かり易い」という印象になるわけです。


では先ほどの『これは革の銀面にカーヴィングを施して8番手のステッチで叩いた製品です。』という例文でこの3つ目のポイントを実際に押さえてみます。



これは革の表面に彫刻のような模様を入れてから、やや太めの糸で縫った商品です。


人間で例えるとお腹や背中といった皮膚に当たる面の事を銀面と呼びます。


そして、カーヴィングというのは専用の道具を使いながら革の表面を彫って模様を施す彫刻のようなものです。


小学生の頃に図工の時間でやった版画を彫る時とよく似ています。


彫った所に専用の染料で染めると革の表面に陰影が付き奥行き感が出ます。


そして、8番手のステッチというのは、まず8番手というのは太さを表していて、ステッチというのは糸の事です。


ですので、8番手の太さの糸を使うという意味です。


0番手の糸が最も太い糸なので8番目に太い糸という事になります。


ちなみに、女性用の衣服は20番手位の糸を使って縫ってある事が多く、20番手の糸というのは細い糸として一般的には言われています。


そして、叩くという言葉の意味は、ミシンで縫う事という意味です。


ミシンの針は上下に動く事から、まるで金づちで叩いているようなので、この業界では叩くと表現するようです。


つまりこの商品は、革の表面に彫刻のような模様を入れたもので、それを8番目の太さの糸で縫った商品という事です。


このような感じですね。


1つ1つのポイントを、より具体的にイメージ出来るよう、例え話などを交えてみました。


要するに、分かりやすい文章というのは『具体的にイメージ出来る文章』と言い換えてもいいと思います。


そして、この例えでも分かるように「難しい話」を分かりやすい文章にする為、様々な角度から文章を書いていくと、その文章量は必然的に増えていく事になります。


文章量が増えるという事は、当然、それだけ多くの言葉を選び、多くの言葉を綴っていく必要があるわけですから、文章を書いていく作業そのものに時間も取られるでしょうし、労力もかかります。


ですが、人に物事を伝えるという行為はそれだけ大変な事だということです。


そして、そこに相手の立場になって文章を綴る「思いやり」が無ければ、決して分かり易い文章は書けません。


つまり「分かり易い文章=上手い文章」というのは、読み手の立場に立って文章を綴る、思いやりの気持ちがあってこそ、書いていく事が出来るものでもあるという事です。


そういう意味では、難しい話を難しい文章で独りよがりに書いている人は、僕は普通に思いやりに欠ける人なんだと思ってしまいます。


逆に難しい話を分かり易く書いている文章を読むだけで、僕はその人のひととなりがどことなく見えてきます。


そして、上手い文章からは、そんな「人柄」が見えるのは、決して僕だけではありません。


文章でその書き手の人柄をイメージするような事は、誰しもにある事だと思います。


つまり「自分の文章」はある意味では自分自身をそのまま投影するものであるという意識で、心を込めて書いていくべきだという事です。


今日お話しした3つのポイントも含めて是非、意識していくようにしてください。


それでは。


Hiroshi Adachi


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足立博


中学中退という異例の経歴を持つ「小卒社長」。2000年にバリ島家具のフルオーダー専門店ROBIN、2004年にCANDy BLOODを開業。同時にインターネットマーケティングを学び各リアル店舗事業を成功させる。
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